もと東海大生の話

みなさんは「小田急ロマンスカー」をご存知でしょうか？
新宿発で箱根湯本まで行けちゃうという列車なんですが、
いわば特急電車ということですね。

ロマンスカーなどというネーミングがついてますけれど、
特別トキメクような出来事が起こるわけでもなく、
ロマンスが突然に！みたいなこともなく、
いってしまえばただの急行電車であります。


でも座席指定とかしますと、ほんの90分くらいで（たぶん）新宿から箱根まで行けちゃうんですね。
新宿っていったら、言わずと知れた大都会であります。
夜の歌舞伎町とかね。

そんなギラギラした繁華街から、
たったの90分で、これまた誰もが知る「箱根」という温泉街にいけるのです。
これてスゴイことですよね、良く考えたら。



で、話は変りますけど、わたし東海大学に通ってまして、
私は大学近くの東海大学前駅の周辺にアパートを借りてたのですが、
東海大くらいの微妙な距離ですと、頑張ると都内からでも通えるものですから、
意外と通学してるヤツらも多かった。

そんな通い学生が時折使ってしまう必殺技が、
「小田急ロマンスカー」であります。


通い組み達は、もちろん定期を購入してるわけですが、
たしか500円くらい払うと、特急のロマンスカーに乗れてしまう。
大学生なんぞ、今から思えばガキんちょです、ハナタレ小僧です。

でも大学生は大学生なりに頑張っている。
東京から遙々通って神奈川県平塚市（※秦野市）まで来て、
授業が終わったら、急いで帰って今度はバイトしてたりする。
結構疲れているわけです。



そんな勤勉東海大学生たちが、時々自分にゆるすご褒美のようなものが、
小田急ロマンスカーに乗っちゃう！なのであります。
小田急線、結構込むんです。新宿まで約1時間、立ちっぱはツライです。
そんなときにこの特急号を利用するのですね。

いま大学生当時を思い出しているのですが、
わたしは大学近くに住んでたからいいですけど、
通ってる仲間たちは、結構苦労してたんだろうなって、
改めて思いました。